OUR TECHNOLOGY 私たちの得意分野

研究開発

技術革新は、
社会を変えられる。
だから「なければ、作る」

自社開発にこだわるネットスターにとってチャレンジは原点であり、原動力。価値創造をめざして挑戦するのは、私たちの企業文化です。そのため最適な技術を積極的に組み込み、求める技術が存在しなければ自ら開発に着手するスタンスが根付いています。今という時代を見据えて、そして次代へつなぐために。私たちは、たゆまぬ研究開発に努めます。

生成AIが注目される前から
独自AIを自社開発して活用

インターネットの安心・安全を守りたい。2001年の創業時、この強い信念から試行錯誤を重ね、国産初のWebフィルタリングソフトの開発に成功しました。ネットスターは、失敗を恐れることなく挑戦を続ける企業です。私たちのチャレンジ精神は、「研究開発」の分野で特に色濃く表れています。

たとえば、AI(人工知能)の活用。生成AIは急速に社会に浸透し、ビジネスや教育の現場で日常的に使われるようになりました。しかし、ネットスターは既に10年以上前から独自開発のAIをビジネスに取り入れています。

当時、私たちはAIによる業務効率化や生産性の向上に大きな可能性を見出し、独自の調査・研究を進めていました。ところが、必要な製品やサービスが存在していなかったのです。「なければ、自分たちで作ればいい」。そうした決意のもと、私たちは自社開発に踏み切りました。その結果誕生したのが「URLコンテンツの自動分類AI」です。私たちのURLデータベースは92億件ものコンテンツ(2025年1月現在)を網羅しています。この圧倒的な情報量を陰で支えているのが私たちのAI技術です。

2つの研究で
「深く」「広く」技術を探究

私たちは大きく分けて2つの研究開発活動に取り組んでいます。

ひとつは、ネットスター主体の研究開発です。既存製品のさらなる進化や従来とは異なる技術など、セキュリティ分野を深掘りする多彩な研究を行っています。たとえば、学校や官公庁、企業など幅広いお客様にご利用いただいている「Webフィルタリング製品」。多数のユーザーが同時にアクセスする環境で、よりスピーディな応答を可能にするマッチングエンジンの開発も重要な研究テーマです。必要に応じて、他社や学術機関と柔軟な連携も実現。国内では北海道大学、米国ではミシガン大学などと共同で研究に取り組んでいます。

もうひとつは、グループ会社であるALSIとの共同研究です。ALSIは日々の業務改善から基幹システム、電子機器の制御を担うファームウエアまで、幅広いITソリューションに携わっています。そうした広い視野に加え、お客様を大切にするALSIならではの現場のリアルな声を反映したアイデアを踏まえ、共に企画を立案。その対象は、従来の技術分野にとどまらず、次代を見据えた領域にまで広がります。

自社の枠組みを超え、さまざまな研究開発の機会に恵まれていること。それも、私たちの強みです。

AIのリスク対策、という
次代の当たり前を

現在、研究開発を経て本格的な実証実験の段階に入っているプロジェクトをご紹介します。テーマはAIや生成AI利用時のリスク対策です。AIや生成AIは日増しにビジネス環境で身近になりつつあります。今はまだ知られていないような活用も、次代では当たり前になるかもしれません。

たとえば、Webサイトに設置されている、AIによるカスタマーサポート。さまざまなサービスで利用されていますが、その多くはAIチャットボットです。プログラムされたルールに基づき自動的に応答します。これから生成AIに置き換わることで、ユーザの質問に対して、より適切な応答が可能になるはずです。一方で、不快感を与える回答やそれによる「炎上」のリスクは排除しきれません。AIがもたらす利便性、その裏側にあるリスクを事前に検知できる技術を通じて、AIサービスの利用者も提供者も安心できる社会に貢献したい。それも、私たちのプロジェクトがめざしている成果の一つです。

技術革新は、社会を変える力になる。日本初のWebフィルタリング技術を開発した経験を持つ私たちは、その力を誰よりも実感してきました。これからも私たちは失敗を恐れず挑戦することで、より良い社会の実現を追求していきます。

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