今回の調査では、一定の期間内にネットスターのURLリストに収録されたフィッシングサイトのうち、基準日に稼働している(アクセス可能な)フィッシングサイトを対象に、各社製品での収録状況または検知状況を調査しました。
まず、基準日における登録状況は、ネットスターの100%に対し、A社製品では0%、B社製品は4.7%にすぎません。

オンラインバンキングやオンラインショッピングの利用人口が増えるに従い、これらの仕組みを悪用し個人情報を盗み出すフィッシングサイトも年々増加しています。その手口は、従来の金融サイトやペイメントサービスを狙ったものから、広告やオンラインゲーム、SNSに拡大し、パソコンのみならず携帯ユーザを狙ったサイトも確認されるなど、巧妙化しています。
個人の問題としてとらえられがちなフィッシングサイトですが、企業における対策も見過ごすことはできません。いうまでもなく、企業におけるID管理は緊要です。業務システムのID管理は、不正アクセスや顧客情報管理などの被害につながるからです。
しかし、思わぬところから情報漏えいに繋がる場合もあります。フィッシングサイトから特定のサイトのパスワードなどが盗み出された場合に懸念されるのは、そのサイトへの不正アクセスだけではありません。パスワードの設定は忘れにくく、破られにくいものにすることが鉄則です。しかし、個人的に利用しているSNSなどのパスワードと同一のパスワードを業務システムでも利用する、「使いまわし」は意外と多いものです。
万一盗み出されたパスワードが「使いまわし」されている場合、脅威はその従業員が利用している、社内の複数のサービス・システムに及ぶこととなります。企業おいて従業員をフィッシング被害から守ることは、業務で利用するシステムや組織を守ることに直結しているのです。
フィルタリングでフィッシングサイトへのアクセスを未然に防ぐためには、URLリストに最新のフィッシングサイトのURLが確実かつ迅速に収録されていることが求められます。 本調査では、所定の期間におけるフィッシングサイトの各社製品での規制状況の比較を行いました。結果、基準日時点および5日間経過後のいずれにおいても、他社製品に比べて検知・収録率がきわめて高いことが明らかになりました。 ネットスターのURLリストの作成・配信システムの機能拡張や、関係団体との連携など実際のインターネット利用シーンを網羅した取り組みの成果として、高い品質を保っていることが実証されました。
■基準日における対象サイトの各社収録・検知率比較結果

今回の調査では、一定の期間内にネットスターのURLリストに収録されたフィッシングサイトのうち、基準日に稼働している(アクセス可能な)フィッシングサイトを対象に、各社製品での収録状況または検知状況を調査しました。
まず、基準日における登録状況は、ネットスターの100%に対し、A社製品では0%、B社製品は4.7%にすぎません。
■基準日から5日経過した時点での対象サイトの各社収録・検知率比較結果

基準日から5日経過した時点でも、A社製品では依然0%、B社製品では4.3%と大きな違いが出ています。
また同じ時点で実施したインターネットブラウザ製品に組み込まれたフィルタリング機能との比較結果は、収録率54.8%にとどまりました。
※グラフはいずれも測定日時点でのネットスターの収録数を100とした場合の相対値(収録率または検知率)
※インターネットブラウザ(C社)については参考値として、5日経過時点の数値のみを測定
調査概要
実施時期:2010 年 ネットスター株式会社 自社調べ
調査対象:所定の期間中に新たに報告されたフィッシングサイトを起点に、基準日時点でのアクセス可能なフィッシングサイトURL
評価作業:
1)各製品における、基準日時点でのアクセス可能なフィッシングサイトの収録または検知状況を確認
2)各製品における、基準日から5日間経過した時点でアクセス可能なフィッシングサイトの収録または検知状況を確認
(ネットスターのURLリストにはいずれも全件収録)
収集期間:2010年10月12日~10月19日(期間中の登録サイト総数:1299件)
基準日:2010年10月20日(稼働サイト数:127件)
5日間経過日:2010年10月25日(稼働サイト数:93件)