製品・サービス|ソリューションビジネスの導入事例

このページを印刷する
イー・モバイル株式会社
イー・モバイル株式会社


ネットスターのURLリストで、フィルタリングサービス「Webアクセス制限」を提供。


独自のモバイルブロードバンドサービスを携えて業界に参入したイー・モバイル株式会社では、2008年3月より音声サービスへとビジネスを拡大。これに合わせて、ネットスターのURLリストを採用したフィルタリングサービス「Web アクセス制限」の提供を開始した。



高速データ通信サービスに続き音声サービスも提供開始

 イー・モバイル株式会社(以下、イー・モバイル)は、2007年3月に携帯電話業界としては13年ぶりとなる新規参入を果たした気鋭の成長企業だ。高速パケット伝送技術「HSDPA」やIPネットワーク技術を背景にした、下り最大3.6Mbps(2008 年10月現在は7.2Mbps)のモバイルブロードバンドサービスと、画期的な定額メニューとで大きな話題となった。そして、2008年3月からは音声サービスも提供を開始し、インターネットを多用するパワーユーザを中心に新たな顧客層を着実に獲得している。
 「インターネットにアクセスすることを前提にしたサービス、料金設定となっています。他社の場合、フルブラウジングによるインターネットアクセスはパケット定額の上限額が上がり、料金が高くなってしまいますが、当社の場合はフルブラウジングも区別無く定額料金です。メリットをご理解いただいたパワーユーザを中心に、順調に加入者数を増やしています」(枡田氏)


音声サービスの提供開始に合わせてフィルタリングサービスを導入

 音声サービスの開始にともなって、イー・モバイルで導入を急いだのがフィルタリングサービス「Webアクセス制限」だった。未成年者による不適切なサイトへのアクセス規制はすでに社会的な流れとなっており、イー・モバイルとしても音声サービスの環境整備として最優先の課題となっていた。
 「音声サービスの提供開始と同時に、フルラインアップでサービスメニューを揃えるというのはコスト的に難しいものがあります。しかし、そのなかでもフィルタリングサービスは最初から優先的に採用するサービスとして考えていました。当社は新規参入だからこそ、安心してご利用いただける環境を整備する必要があると考えました」(塚越氏)
 フィルタリング導入を決定した時点で、イー・モバイルが最初に構想したのはホワイトリスト方式だった。しかし、同社では事業者独自の閉じたネットワークではなく、広くインターネットへ接続することを前提としたオープン化戦略を推進することとなり、インターネット上に存在する無数の情報を規制対象にする必要性が発生。社内での議論の結果、同社ではブラックリスト方式の採用へと方針を変更する。
 「自由に使えて、なおかつ安心な環境というお客様のニーズを考えると、やはりブラックリスト方式が良いということになりました」(枡田氏)


3社のURLリストの中から信頼と実績でネットスターを採用

 フィルタリング方式の確定後、イー・モバイルではさっそくフィルタリングサービスの要となるURLリストの選定作業を開始。ネットスターを含む3社のURLリストについてさまざまな角度から検討を重ね、社内のテスト環境における1ヵ月間の実地検証を経た後、最終的にネットスターの採用を決定した。その判断の理由について担当した枡田氏は「コストや精度、他社での実績などを評価してネットスターを選択しました。一番重視したポイントは、ネットスターのURLリサーチセンターの取り組みに見られるURLリストの信頼性とフィルタリングに取り組む企業姿勢です」と語っている。導入作業は、同社のシステム機器との相性もよくスムーズに行われたとのことで、当初の導入の検討からおよそ2ヵ月後には、無事「Webアクセス制限」としてサービスの提供開始にこぎ着けた。


未成年にとって不適切な情報となりえるカテゴリーを幅広く規制

 現在、イー・モバイルでは、親権者の同意がない未成年のお客様は「Webアクセス制限」の適用を基本としている。このサービスでアクセスの制限対象となるカテゴリーは出会い系やアダルト系が中心だが、同社ではその他にも政治や宗教など判断が難しいとされるカテゴリーも幅広くフィルタリングを適用。安心重視に一歩踏み込んだかたちとなっている。
 「個人の嗜好性にかかわるカテゴリーは判断が大変難しいところですが、社内の各部門で議論した結果、安心重視ということでフィルタリングの対象とすることにしました。今後、フィルタリングのブロックデータを収集分析しつつ、お客様からの声と合わせて、設定のあり方を柔軟に考えて行きます」(塚越氏)
 サービスの提供開始以来、運用は順調とのことで、イー・モバイルではフィルタリングサービスを通じた顧客満足度の向上に大いに自信を深めている。
 本来、未成年者を想定してスタートした「Webアクセス制限」だが、法人による利用も増えており、同社ではビジネス向けサービスとして、フィルタリングサービスの潜在的な可能性にも注目している。音声サービスの拡充でさらに魅力を高めたイー・モバイルの今後のサービス動向が大いに注目されるところだ。


「安心快適にご利用いただけるようにサービスをどんどん充実させて行きます」と語る塚越氏。
「他社もデータ通信に力を入れ始めましたのでビジネスの裾野が拡がってきました」と語る枡田氏。
「Webアクセス制限」機能の仕組み
携帯メール専用URL収集チームが支える高いURLリスト品質
フィルタリング精度を維持向上するために、ネットスターでは携帯サイトのURLを収集分類する専用のチームを運用している。モニター用携帯電話を多数配置したURLリサーチセンターでは、常駐の専門リサーチャーが目視確認でサイトを分類。日々URLリストを更新することで、短期間で出現と消失を繰り返す出会い系やアダルトサイトに対する高精度のフィルタリングを実現している。


イー・モバイル株式会社について
2005年イー・アクセス株式会社の企画会社としてスタート。2007年3月、携帯電話業界では13年ぶりとなる新規参入を果たし、高速パケット伝送技術「HSDPA」やIPネットワーク技術を活かしたモバイルブロードバンドサービスで業界をリード。
2008年3月からは音声サービスの提供を開始し、提供エリアも急拡大中。データ通信の圧倒的な高速性と低価格な定額制の料金体系により、従来の携帯電話サービスに飽き足らないビジネスコンシューマを中心に利用者を増やしている。

※サービス名をはじめ、登場人物の所属、役職等は取材当時のものであり、現時点では変更されている場合もあります。あらかじめ了承ください。

その他の導入事例をみる
事例:株式会社NTTドコモ様
事例:ソフトバンクモバイル株式会社様
事例:株式会社NTTぷらら様
事例:KDDI株式会社様
URLリストを用いたソリューションビジネス