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子どもとネット利用に関する保護者向け講演は「子どものネット利用見守り」に効果
~「受講の有無」はネット利用のルール策定やフィルタリング利用との相関関係が見られる一方、
「案内方法や開催日時の工夫」など保護者が参加しやすい環境づくりが課題~

2011年11月17日
ネットスター株式会社

 URLフィルタリング製品技術・サービスの開発・提供およびURLリストの収集・分類・配信を行うネットスター株式会社(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長:小河原 昇、以下「ネットスター」)は、このほど同社が実施した第13回「家庭でのインターネット利用実態調査」の結果をお知らせいたします。

 同調査は、家庭でのインターネットの管理・利用実態などを調べるもので、ネットスターが2004年から継続的に実施しています。今回の調査は、中学生の子どもを持つ保護者516名を対象に、ウェブアンケート方式で行いました。調査結果の主なポイントとしては、以下の三点が挙げられます。

(1) 多くの保護者のネット利用はパソコンを利用し、ネット上のトラブルに遭遇した割合は約3割
 自宅で利用しているネット接続機器は親子共にパソコンが9割と回答する一方、ゲーム機では子どもの方が保護者よりもネット利用している割合が高いという結果となっています。子どものネット利用の懸念点は、「個人情報流出」が半数以上と、「アダルトサイト閲覧」を上回りました。また、28.7%の保護者が「ネットトラブルに遭遇したことがある」と回答。その内容は「誤ってアダルトサイトに登録した」(8.3%)や「架空請求詐欺」(5.6%)に回答が集まりました。

(2) 保護者向けの啓発セミナーの成功の鍵は「学校との連携」と「参加しやすい環境づくり」
  子どもとインターネット利用に関する保護者向けの講演等の啓発セミナー受講のきっかけは「学校からのお知らせ」が8割以上でした。その他、主催者や開催地、講師については学校が関与しているものに参加している割合が高いことが分かります。啓発セミナーを受講したことがない理由としては、半数前後が「開催されていない・知らない」と回答。また、「予定が合わない」や「長時間、家を空けられない」については母親での回答が目立ち、保護者の参加を促すためには、学校との協力や参加しやすい日時の設定、案内方法を考慮する必要がありそうです。

(3)啓発セミナー受講の有無と「ルール策定率」や「フィルタリング利用」などと相関関係が見られる
  「ルールの策定率」や「フィルタリング利用率」、「携帯電話のカスタマイズ機能の認知度」についてセミナー受講者の方が高い傾向がありました。また、「子どものネット利用把握」についても同様で、「フィルタリングの利用」をはじめ、受講者の方が様々な対策を実施しています。保護者一人一人の性格に強く影響される面はありますが、「子どものネット利用に関する啓発セミナー」は「子どものネット利用の見守り」について良い影響を与えると言えそうです。

 ネットスターは、これからも誰もが安全・安心に利用できる環境を実現することで社会に貢献すべく、利用者動向・意識の把握に努め、技術・商品開発に反映させていきます。

■調査の背景
現在、パソコンや携帯電話をはじめ、スマートフォンやゲーム機など家庭内にある様々な機器からのインターネット利用が可能となり、その利用も拡大しています。そうした状況を受け、様々な機器向けのフィルタリングが提供されており、その利用が推奨されています。今回の調査では、中学生の子どもを持つ保護者を対象に、保護者の利用実態や子どものインターネット利用についての課題意識等を把握し、今後の解決策提供に役立てることを目的としています。

■調査方法について
本調査は、ネットスターが株式会社マクロミルに委託して、2011年9月22日~2011年9月23日に実施しました。調査方法はウェブアンケート方式です。中学生の子どもを持つ保護者を対象とし、有効回答数は516件でした。

■主な調査項目についての結果とコメント
▼ 多くの保護者のネット利用は自宅で夜、パソコンを利用
–保護者が自宅でよくネットを利用する時間帯は「夕食後」、「就寝前」が半数以上と、保護者の性別に関わらず夜が多い。⇒(参考グラフ1)
–父親の6割以上が外出先でネットを利用する一方、母親の外出先でのネット利用は2割だった。⇒(参考グラフ2)
–8割以上の保護者が「自宅で毎日ネットを利用する」と回答。外出先でのネット利用は半数以上が「毎日」と回答した。⇒(参考グラフ3)

▼2割以上の保護者がコミュニケーションサイトを利用している一方、ネット上のトラブルに遭遇する保護者も
–「日常的にコミュニケーションサイトを利用している」保護者は23.6%だった。⇒(参考グラフ4)
–28.7% の保護者が「ネットを利用中に何らかのトラブルに合ったことがある」と回答。トラブルの内容は「アダルトサイトに誤って登録」や「架空請求詐欺」が上位となった。⇒(参考グラフ5)

▼子どものネット利用の懸念点は、「アダルトサイト閲覧」よりも「個人情報流出」
–子どものネット利用についての懸念点としては、半数以上の保護者が「個人情報流出」と回答し、「アダルトサイト閲覧」よりも多い結果となった。⇒(参考グラフ6)
–子どもの性別で見ると、男子は「アダルトサイト閲覧」や「架空請求詐欺」、女子は「性犯罪被害」や「いじめ」と、子どもの性別によって懸念点がことなることが分かる。⇒(参考グラフ7)

▼利用機器問わず小学校高学年から中学生からネットデビューをする子どもが大半で、家庭内での利用はパソコンが多い
–家庭内でのネット接続機器は、親子共に9割以上が「パソコン」だった。しかし、ゲーム機でのネット利用においては、据え置き型、携帯型に関わらず、子どもの利用率の方が高い。⇒(参考グラフ8)
–子どものネット利用開始時期は利用機器を問わず、「小学校高学年から中学生」という傾向。⇒(参考グラフ9)
–「初めてネットを利用させる時」の方が「子ども専用のネット機器を与える時」よりも多くの点においてルールを設定している。⇒(参考グラフ10)

▼半数以上が携帯電話でフィルタリングを利用するも、「子どもからの反対」で利用しない場合も
–フィルタリングの利用は、携帯電話が最多で56.5%。パソコンは34.4%でゲーム機の利用は1割だった。⇒(参考グラフ11)
–フィルタリングを利用しない・利用をやめた理由は、パソコンは「大人が使う時不便」、携帯電話は「子どもに反対された」、ゲーム機は「自身の経験から必要ないと判断」が目立ち、機器によって理由が異なることが分かった。⇒(参考グラフ12)

▼「子どものネット利用について」参考にした情報は「新聞・雑誌・テレビ」や「身近な人々」
–子どものネット利用について参考にした情報は、「新聞や雑誌、テレビ」や「友人知人との情報交換」に回答が集まった。またそれらの情報について9割以上が「役に立った」と回答し、有益だったことが分かる。⇒(参考グラフ13)
–3割以上の保護者がいわゆるママ友やパパ友との情報交換を行っていると回答した。その内容は「ネット利用に関するルール」や「機器の買い与え」についてだった。⇒(参考グラフ14)

▼保護者が受講した啓発セミナーのほとんどに学校が関与
–8割以上の保護者が「学校からの案内」をきっかけに啓発セミナーを受講している。⇒(参考グラフ15)
–啓発セミナーの主催者および開催地共に学校が7割以上と最多だった。⇒(参考グラフ16)
–講師についても「学校の先生」が41.5%で最多で、学校が関与している割合が高いことが分かる。⇒(参考グラフ17)

▼受講者の半数以上が「全体像を把握できた」と満足する一方、「開催されていることを知らない」保護者も
–受講回数は1回が60.9%と、4割近い保護者が複数回受講していた。⇒(参考グラフ18)
–セミナースタイルについては「講義・講演を聞く」が86.4%と、ほとんどが受身型だった。⇒(参考グラフ19)
–セミナーで取り上げられた内容は「事件・事故・被害実例」が79.8%で最多。以下、「子どものネット利用リスク」(70.5%)、「ルールの作り方や子どもとの関わり方についてのアドバイス」(54.3%)と続く。⇒(参考グラフ20)
–受講してよかった点は「子どものネット利用についての全体像や特徴について知ることが出来た」が57.4%で最多。一方、不満な点としては「聞いたことがある」(29.8%)、「既に実行している」(22.1%)だった。⇒(参考グラフ21)
–受講したことがない理由は「開催されていることを知らない」が最多。また、父親では「興味がない」、母親では、「予定が合わない」や「長時間、家を空けられない」といった理由が目立ち、保護者の性別で異なることが分かる。⇒(参考グラフ22)
–「受講した内容」と「もっと聞きたい内容」を比較すると、「相談窓口」や「機器別リスク」、「段階的利用」や「自己防衛」について、もっと知りたいと考えている保護者が多いことが分かった。⇒(参考グラフ23)

▼啓発セミナー受講の有無はルール設定やフィルタリング利用と相関
–啓発セミナー内容で3番目に多い「ルール設定」について、セミナー受講者のルール設定率は9割で、受講していない保護者よりも10ポイント以上多い。⇒(参考グラフ24)
–「子どものネット利用把握」においても、セミナー受講者の方が様々施策を実施している割合が高く、特に「フィルタリング」の利用については、受講していない保護者よりも10ポイント以上高い結果となった。⇒(参考グラフ25)
–パソコン、携帯電話でのフィルタリング利用率で見ても、セミナー受講者のほうが高く、相関が見られる。⇒(参考グラフ26)
–携帯電話フィルタリングのカスタマイズの認知度についても同じ傾向が見られた。⇒(参考グラフ27)

■ネットスターおよびURLリストについて
ネットスターは、URLフィルタリングエンジン技術・サービスの開発とURLリストの収集・分類・配信を行う専門企業です。過剰規制率を最小限の水準に抑えた高い性能評価を背景に、国内全ての携帯電話事業者およびPHS事業者※1、全国都道府県庁の約6割、中央省庁の約4割、日経優良企業ランキング上位社の約4割など、品質に厳しい大規模ユーザでの採用実績の高さ※2が実証する最高品質のURLリストです。
http://www.netstar-inc.com/
 ※1 NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、ウィルコム、イー・モバイルの各社が構築・運営するフィルタリングシステム向けに毎日最新リストを配信 ※2ネットスター自社調べ

※NetSTAR、ネットスターはネットスター株式会社の商標または登録商標です。その他記載の社名、商品名等は一般に各社の商標または登録商標です。