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子どもにとっての初めてのインターネット機器は「携帯電話」よりも「ゲーム機」に、ゲーム上で「知らない人と遊んだ」経験がある中学生は2割超
~フィルタリングについては家庭内の多様なネット接続機器を一括で管理できるタイプが望まれる~

2010年3月31日
ネットスター株式会社

 URLフィルタリング製品技術・サービスの開発・提供およびURLリストの収集・分類・配信を行うネットスター株式会社(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長:小河原 昇、以下「ネットスター」)は、このほど同社が実施した第11回「家庭でのインターネット利用実態調査」の結果をお知らせいたします。

 同調査は、家庭でのネット利用動向や利用者意識を把握するために、ネットスターが2004年から継続的に実施しているものです。今回の調査は、保護者と子どものそれぞれを対象に、ウェブアンケート方式で行ないました。調査結果の主なポイントとしては、以下の三点が挙げられます。

(1)子どもが初めて持つネット接続機器は「携帯電話」よりも「ゲーム機」で、通信機能利用経験も55.9%に達する
  6割以上の保護者が通信機能を持つ 「ニンテンドーDS」を子ども専用機器として買い与え、そのネット利用経験率(20.4%)はパソコン(34.6%)に次いで高いという結果でした。子どもの55.9%がゲーム機の通信機能を利用したことがあり、その機能で「知らない人と遊んだことがある」中学生は20.7%でした。また、小学生低学年で3割以上、中学生になると4割以上の子どもが大人の手を借りずに通信機能の設定をしていました。一方、これらの機器に標準的に提供されている機能制限(ペアレンタルコントロール)の仕組みの、保護者による認知や利用の割合は低く、ほとんどが制限なく使わせていました。

(2)「子どもに見せたくないサイト」や「保護者自身も不快に感じるサイト」への具体的な回避策は手つかず
 インターネット上のいわゆる違法・有害サイトについては「子どもに見せたくない」だけでなく、保護者自身も「不快に感じる」「偶然でも目にしたくない」との回答が多く見られました。しかしウイルス対策製品等の利用(52.7%)を除くと、フィルタリングの利用(11.5%)などの積極的な回避策をとっている家庭はわずかでした。

(3)家庭内の接続機器数の増加傾向で、ルータやプロバイダなど一括管理型の製品・サービスへの期待が大きい
 家庭内全てのネット接続機器にフィルタリングをかける場合は、設定の手間やコスト負担への懸念から、ルータ上やプロバイダなど、複数機器を一括して管理できるタイプに人気が集まりました。

 今回の調査では、子ども達のネット接続機器が多様化する一方で、保護者の対策は遅れていることが明らかになりました。増え続ける家庭内のネット接続機器で、家族全員が安心・安全にネットを利用するには、家庭内全ての機器についてのウェブアクセス管理が欠かせません。ネットスターは、これからも誰もが安全・安心に利用できる環境を実現することで社会に貢献すべく、利用者動向・意識の把握に努め、技術・商品開発に反映させていきます。

■調査の背景
現在、パソコンや携帯電話以外にもゲーム機やテレビなど家庭内にある様々な機器からのインターネット利用が可能となり、その利用も拡大しています。その一方、保護者の目が届かないところで、子どもたちがインターネット接続端末を所持し、自由に利用できる状況が問題となってきました。今回の調査では、小学生3年生から高校生の子どもを持つ保護者と小学生から中学生の子どもを対象に、家庭内のインターネット接続機器の変化や課題意識等を把握し、今後の解決策提供に役立てることを目的としています。

■調査方法について
本調査は、ネットスターが株式会社マクロミル、株式会社バンダイナムコゲームスに委託して、2010年3月8日から3月15日に実施したものです。調査方法はウェブアンケート方式です。小学生3・4年生から高校生(高専生)の子どもを持つ保護者と小学生から中学生の子どもを対象としています。保護者向け調査の学年構成比は小学校3年~4年、小学校5年~6年、中学生、高校生の男女(子どもの性別)それぞれ12.5%。保護者の年齢構成比は20代  0.4 %、30代  35.3 %、40代  57.8 %、50代  6.4 %、60代  0.1 %。有効回答数は832件でした。
子供向け調査の学年構成比は小学校1年生から3年生 12.9%、小学校4年生から6年生 64.2%、中学生 22.9%。有効回答件数は2174件でした。

■主な調査項目についての結果とコメント
▼子どもの「自分だけのネット接続機器」としては、携帯電話よりゲーム機先行
-回答者(保護者)の家庭のうち、9割以上で「パソコン」、「携帯電話」、「ニンテンドーDS」の全てをそれぞれ1台以上所有。その他ネット接続可能な機器としては、「Wii」「テレビ」が続く。⇒(参考グラフ1
-このうち、子どもだけで使っている機器としては「ニンテンドーDS」(71.9%)、「Wii」(35.0%)が「携帯電話」(29.3%)や「パソコン」(25.3%)を抑えて上位に並ぶ。⇒(参考グラフ2
-保護者が子ども専用として初めに買い与えたインターネット接続可能な機器としても、 「携帯電話」(4.1%) や「パソコン」(0.7%)を押さえ、「ニンテンドーDS」(62.9%)が圧倒的。同じ質問を子どもにした場合には「ニンテンドーDS」(63.9%)が圧倒しており、「携帯電話」(11.0%)、「パソコン」(6.6%)の割合は低い。⇒(参考グラフ3)、(参考グラフ4

▼子どもの主なネット接続機器は「パソコン」と「ゲーム機」
-各家庭でインターネットを利用している機器としては、「パソコン」(99.8%)、「携帯電話」(73.4%)が回答の上位に挙がるが、ゲーム機でのネット接続率も、保護者回答で、携帯型は約2割から3割、据置型では約4割程度。またテレビのネット接続率も35.8%に達する。⇒(参考グラフ5
-子ども専用の機器の中で、インターネットを利用したことがあるものとしては、「パソコン」(34.6%)、「ニンテンドーDS」(20.4%)が「携帯電話」(16.4%)を上回る。⇒(参考グラフ6
-保護者の多くは、こうしたゲーム機がインターネット接続機能を持つことを認知。⇒(参考グラフ7

▼半数以上の子どもがゲーム機の通信機能を利用、2割近くが「知らない人と遊んだ」
-子ども自身の回答では、ゲーム機の通信機能の利用経験率は55.9%に達した。また通信機能で遊んだ相手としては「友達」(39.9%)、「兄弟姉妹」(19.3%)に続き、「知らない人」 (16.5%)との回答も少なくなかった。「知らない人」と遊んだことのある子どもは小学校低学年では8.2%に過ぎないが、中学生では20.7%に達している。⇒(参考グラフ8)、(参考グラフ9)、(参考グラフ10
-一方、子どもがゲームの通信機能で遊んだことがあると考える保護者は、「パソコン」(26.4%)、「ニンテンドーDS」(25.4%)、「Wii」(12.5%)と少なく、「ゲームで遊んだ事がない/通信機能は利用していない」(39.7%)との回答が最多だった。⇒(参考グラフ11
-ゲーム機の通信設定についても、48.8%の子どもが「保護者に設定してもらった」一方、「自分で」(24.9%)、「友達または兄弟姉妹にしてもらった」(13.1%)という子どもも少なくない。中学生では33.0%が「自分で」設定している。⇒(参考グラフ12)、(参考グラフ13
-こうした状況から、保護者も、自分が知らないうちに子どもがゲーム機などからネット接続できることについては、多くが不安を感じている(70.9%)。⇒(参考グラフ14
-ゲーム機やインターネット利用機能を備えたテレビにおいて提供されている、インターネット接続や成人向けソフト利用などを制限するための「ペアレンタルコントロール機能」について、保護者の認知率は、全ての機器について3割を下回った。⇒(参考グラフ15

▼ネット上には、子どもに見せたくないだけでなく、保護者自身が不快と感じるサイトも多いが、ほとんどの家庭では積極的な対策はとられていない
-「アダルトサイト」、「自殺サイト」「薬物サイト」など、いわゆる違法・有害サイトを子どもの目には触れさせたくないと考える保護者がほとんどだが、「水着やセクシー画像の紹介」「宗教・政治についての意見」「ギャンブル情報」「コミュニケーションサイト」などについては、保護者の年齢や性別によって考え方は様々。全般に女性(母親)のほうが男性(父親)よりも警戒感が強い傾向だった。⇒(参考グラフ16)、(参考グラフ17)、(参考グラフ18)、(参考グラフ19)、(参考グラフ20
-保護者自身が避けたいサイトとしては「グロテスクな画像を掲載している」、「閲覧でウイルス感染する」、「オンライン詐欺」「自殺」「違法行為の紹介」「薬物」が上位に並ぶ。若い世代と女性(母親)のほうが、多くの分野についてより不快に感じるとの回答傾向になった。⇒(参考グラフ21)、(参考グラフ22)、(参考グラフ23
-保護者自身の回避策、自衛策としては「ウイルス対策製品・サービスの利用」(52.7%)と「変なサイトにアクセスしないように気をつける」(46.3%)が多かった。「特になにも対策していない」との回答も25.6%あり、ウイルス対策製品・サービスだけでは防ぐことのできない「グロテスク画像掲載」や「自殺」「違法」「薬物」などのサイトとの遭遇について不安を感じながらも、一定の効果が期待できるフィルタリング製品・サービスなどの利用にはつながっていない。⇒(参考グラフ24

▼フィルタリング導入時はルータやプロバイダなどで一括管理できる方式が好まれる、子どもを守るだけでなく、大人自身を不快なサイトとの接触から守るためのフィルタリング利用にも関心大
-現在利用しているセキュリティ対策は「ウイルス対策」(84.1%)、「迷惑メール対策」(38.0%)が上位に並び、「フィルタリング」は6.6%に過ぎない。一方、次に導入したいセキュリティ対策としては「ウイルス対策」(48.1%)、「迷惑メール対策」(34.4%)に、「フィルタリング」(31.9%)が続く。⇒(参考グラフ25
-不快なサイトを回避するための、「大人用」フィルタリング製品・サービスについては、71.8%が「使ってみたい」と回答。⇒(参考グラフ26
-パソコンだけでなく、ゲーム機など家庭内の様々な機器にフィルタリングをかける場合、個々の機器ごとに製品・サービスを導入する方式よりも、家庭内のルータ機器上や契約プロバイダで一括管理できる方式のほうが好まれる。またその理由としては、「個々の設定が手間」(65.7%)、「費用がかかりすぎる」(62.4%)、「ルール設定が大変」(48.2%)などが上位に並んだ。⇒(参考グラフ27)、(参考グラフ28

■ネットスターおよびURLリストについて
 ネットスターは、URLフィルタリングエンジン技術・サービスの開発とURLリストの収集・分類・配信を行なう専門企業です。ネットスターのURLリストの主な採用例としては、国内全ての携帯電話事業者およびPHS事業者※1の他、企業向けにはInterSafe WebFilter(アルプスシステムインテグレーション株式会社)、InterScan WebManager(トレンドマイクロ株式会社)など、市場で重要な位置を占めるフィルタリングソフトウェア製品が挙げられます。過剰規制率を最小限の水準に抑えた高い性能評価を背景に、全国都道府県庁の約6割、中央省庁の約4割、日経優良企業ランキング上位社の約4割など、品質に厳しい大規模ユーザでの採用実績の高さ※2が特徴的です。また、国内市場全体でも最大の4割を超えるシェア※3を獲得しています。
 ネットスターのURLリスト搭載は、最近ではセキュリティアプライアンス製品や中小規模ネットワーク向けルータ上のフィルタリングサービスにも拡がり、家庭向けフィルタリングサービスでも多くのお客様に利用されています。URLリスト単体での汎用性や、収集・分類工程品質の高さおよび配信工程の信頼性などが認められ、業界のデファクトスタンダードとなっているURLリストです。
http://www.netstar-inc.com/index.html
※1 NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、ウィルコム、イー・モバイルの各社が構築・運営するフィルタリングシステム向けに毎日最新リストを配信 ※2ネットスター自社調べ ※3富士キメラ総研調べ

※NetSTAR、ネットスターはネットスター株式会社の商標または登録商標です。その他記載の社名、商品名等は一般に各社の商標または登録商標です。