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掲示板・ブログ開設の経験や接続機器など、親と子のネット利用には大差
~第七回「家庭でのインターネット利用実態調査」で保護者のネット利用行動と問題意識が明らかに~

2008年4月22日
ネットスター株式会社

 URLフィルタリング製品技術の開発およびURLリストの収集・分類・配信を行うネットスター株式会社(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長:小河原 昇、以下「ネットスター」)は、同社が実施した第七回「家庭でのインターネット利用実態調査」の結果をお知らせいたします。

 同調査は、家庭でのネット利用の実態を把握するために、保護者または子どもを対象に、同社が2004年から継続的に実施しているものです。今回は、小学生または中学生の子どもを持つ、保護者約2000人を対象に、ご自身やお子さんのネット利用について聞きました。調査結果の主なポイントとしては、以下の三点が挙げられます。

(1)保護者のインターネット接続はパソコン中心、掲示板・ブログも「閲覧するが自分では開設せず」が大多数
  保護者がインターネット接続に利用する主な機器は「パソコン」との回答が9割以上でした。一方、携帯電話では「メールの利用」が6割、その他コンテンツの利用は3割以下と、あまりサイトの閲覧はしていませんでした。また、ブログを開設している保護者は2割、掲示板やプロフページを開設している保護者は1割以下にとどまり、掲示板・ブログ・SNSなどのサイトは閲覧しないという保護者も3割に達します。昨年の調査※では、「携帯電話からネット利用する中学生」、「自身のブログを持っている中学生」はそれぞれ4割超などの結果が出ており、親と子のネット利用には、その方法・用途ともに大きな差があることが明確になりました。

(2)子どもの利用するコミュニケーション系サイトについては、書き込み内容以外にリンク先や広告内容も心配
  「子どもが利用するコミュニケーション系サイト選びで気にかけている点」としては、誹謗中傷書き込みの有無や監視体制・削除対応体制などに加え、「子どもに不適切な外部リンク」「バナー広告の内容や表現」などが上位に並びました。また、男性よりも女性の回答者のほうが、どの項目についても「心配している」割合が高くなりました。

(3)フィルタリングサービス無償提供の認知は進んでいるが、その仕組みについてはまだ情報不足
 関連団体等による積極的なサービス告知の結果、携帯電話でフィルタリングサービスが無償提供されていることを5割弱が認知していました。しかし、アクセス制限対象サイトの決め方について正しく理解していた回答者は2割未満であり、サービスの正しい活用のためには、今後、その仕組みについて引き続きの啓発活動が必要です。

 ネットスターでは、今回の調査で得られた知見を、家庭向け・携帯向けのフィルタリング普及・啓発活動に役立てていくとともに、今後ともさまざまな製品・サービスにURLリストを提供していくことで、誰もが安心してインターネットをご利用になれる環境の実現に貢献していきます。
ネットスター 2007年7月 第六回「家庭でのインターネット利用実態調査」

■調査の背景
現在、子ども達を取り巻くインターネット環境では、コミュニケーション系のサイトに関連した犯罪の発生など、様々なトラブルの発生が問題となっています。今回の調査は、家庭内でのネット利用実態と現状の課題を把握し、今後の対策に役立てることを目的としています。

■調査方法について
本調査は、ネットスターが株式会社マクロミルに委託して、2008年3月21日および22日に実施したものです。調査方法はウェブアンケート方式です。第一子が小学校1年~6年、中学生1年生~3年生の子どもを持つ保護者を対象としています。学年構成比は小1~3の子どもをもつ父親・母親それぞれ10%、小4~6の子どもをもつ父親・母親それぞれ10%、中1の子どもをもつ父親・母親それぞれ10%、中2の子どもをもつ父親・母親それぞれ10%、中3の子どもをもつ父親・母親それぞれ10%。年齢構成比は20代0.6%、30代35.0%、40代60.7%、50代3.6%、60代0.1%。有効回答数は2060件でした。

■主な調査項目についての結果とコメント
▼保護者のインターネット利用は携帯電話よりもパソコンが中心
 -家庭内にはインターネット接続可能な機器がいろいろあるが、主に使っているのはパソコンが9割以上。⇒(参考グラフ1
 -携帯電話でのインターネット利用は携帯メールが6割を超え、携帯電話ではあまりサイト閲覧していない。⇒(参考グラフ2グラフ3
 -保護者のインターネット利用時間については、パソコンでは「1時間以上」利用する保護者が7割を超えるが、携帯については「1時間以上」利用する保護者は1割強。⇒(参考グラフ4

▼コミュニケーションサイトを日常的に利用する保護者はまだ少数
 -ブログ・掲示板・SNSを閲覧もしない保護者が3割。
 -ブログを開設している保護者は2割、掲示板や自分のプロフを開設している保護者は1割以下。⇒(参考グラフ5
 -利用しているコミュニケーション系のサイトは「価格比較の掲示板」が6割を超えトップ。以下「大手ポータル掲示板」「2ちゃんねる」と続く。⇒(参考グラフ6グラフ7

▼ネットを利用している子どもの割合は小1~3では4割、小4~6では7割、中学生では8割以上⇒(参考グラフ8
 -保護者の回答では、学年に関係なく家族共用のパソコンを利用している子どもが多い。
 -学年が上がるとともに携帯電話の利用率が上がっていく。中学3年生では、1割以上が主に携帯電話を利用してインターネットに接続していると保護者が回答している。⇒(参考グラフ9グラフ10

▼8割の保護者が子どものネット利用内容を把握していると回答
 -子どもがどんなサイトを利用しているかは把握しているとする回答者が多いものの、ブログやモバゲータウン、プロフなど子どもたちの間で人気の高いサイトを把握している保護者は1割以下となった。⇒(参考グラフ11グラフ12)
 -子どものコミュニケーション系のサイト利用については、全体では6割超の保護者が自分の子どもは「利用していない」と認識。小学生の子どもを持つ保護者では1割以下だが、学年が上がるほど利用も増え、中3では4割の保護者が子どものコミュニケーション系サイト利用を認識している。⇒(参考グラフ13グラフ14

▼子どもが利用するコミュニケーション系のサイト選びで気にかけている点は多面的
 -「誹ぼう中傷が目立つなどサイト内が荒れていないか」「監視体制は十分か」などの点に加えて、「広告の表現」「リンク先サイト」に至るまで、心配する項目は広く分散した。⇒(参考グラフ15
 -習熟度が低い保護者や女性の回答者のほうが「援助交際などの出会いの場に使われないか」「容易に個人情報を書き込める仕組みになっていないか」など様々な項目に対しての心配度が全体に高い。⇒(参考グラフ16グラフ17

▼7割以上の家庭で何らかのネット利用のルールを持つ
 -学年が低いほど「利用時間」や「利用サイト」に関しての家庭内のルールを設けている。⇒(参考グラフ18グラフ19

▼フィルタリング技術の内容を正しく知っている保護者は少ない
 -フィルタリングサービス(製品)の提供内容についてはパソコン、携帯電話共に「良いサイト・悪いサイトが決められている」という正確でない回答(理解)が3割を超え最多。また、「フィルタリングサービスについて知らない」はパソコン、携帯電話共に2割以上となり、なにかしら「フィルタリング」について見聞きしたことはあるものの正しく理解されていない。⇒(参考グラフ20

▼携帯電話フィルタリングが無料で提供されていることを知っている保護者は全体の4割
 -小学生低学年の子どもを持つ保護者の「サービスの無償提供」認知は3割だが、年齢が上がるとともに認知率も高くなり、中学3年の子どもを持つ保護者になると5割以上が認知している。また、習熟度が高い保護者ほど認知している結果となった。⇒(参考グラフ21グラフ22
 -携帯電話フィルタリングサービスのアクセス規制対象サイトの決定方法では「分からない」が5割を超え最多。「分類リストを用いている」と正しく回答した保護者は1割だった。⇒(参考グラフ23)
 -「アダルト」については6割を超える保護者がアクセス規制対象カテゴリと認識している。しかし、それ以外の規制対象カテゴリについてはいずれも回答は4割以下で、実際には規制の対象となっている「コミュニティサイト」については1割の保護者しか認識していない。⇒(参考グラフ24

■ネットスター株式会社について
ネットスターは、URL フィルタリングエンジン技術・サービスの開発とURL リストの収集・分類・配信を行なう専門企業です。同社のURL リストは、法人向けでは国内最大の4割を超えるシェアを記録しているほか、家庭向けフィルタリングサービスでも多数利用されています。青少年保護の観点から注目の集まる携帯電話向けフィルタリング(閲覧制限)サービスにおいては携帯電話事業者4社に採用されています。http://netstar.jp