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URLフィルタリングについての保護者の誤解が家庭市場でのフィルタリング利用普及の妨げに
~ ネットスターによる 「家庭におけるインターネット利用実態調査」で判明~

2004年9月14日
ネットスター株式会社

URLフィルタリング製品の開発およびURLリストの収集・分類・配信を行うネットスター
株式会社(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長:小河原 昇、以下『ネットスター』)は、
このたび、家庭でインターネットを利用している子どもを持つ保護者を対象に、同社が実施した「家庭におけるインターネット利用実態調査」の結果についてお知らせします。


今回の調査結果の主なポイントとしては、

1.URLフィルタリングについての認知度自体が低い上に、製品技術についての誤解も多い
 URLフィルタリングの導入率は10%程度。利用しない理由も、「よくわからない」「初めて聞いた」(合計55.9%)と、認知度自体がまだ低いことがわかります。
URLフィルタリングそのものについては、約6割の保護者が「必要だと思う」とする反面、それでも「親にとっても不自由になりそう」(59.4%)、「違うブラウザを使うと回避できてしまう」(32.2%)といった理由で信頼できないとの回答が挙がっています。
 しかし実際には、ユーザおよびフィルタリングのルールが簡単に切り替えられるのはもちろん、特定ブラウザにも依存しないような次世代型の家庭向け製品・サービスが、既に提供されています。認知度の低さとともに、URLフィルタリングの機能面についての「誤解」が、普及の妨げになっている可能性は大きいと言えます。

2.親の期待と子どもの利用実態にはギャップ
  親はインターネット利用で子どもに「新しいことを学んで欲しい」(94%)と、学びのツールと捉え、利用させたいサイトの筆頭にも「子ども向けの検索エンジン」(65.3%)が挙がっています。一方、親から見た子ども達の利用実態の上位には「(一般の)検索エンジン」「アニメやゲームのキャラクターに関するサイト」「オンラインゲームサイト」が並び、期待と現実の間にギャップが生じています。

の二点が挙げられます。

 ネットスターでは、今回の調査で得られた知見を、URLリスト収集から配信までのプロセス改善や、フィルタリングエンジン部分の研究開発に役立てていきます。また、URLフィルタリング技術や適切な利用方法、URLフィルタリング製品の有効性に関する啓発活動についても、「InterSafe Personal」(発売元:アルプス システム インテグレーション株式会社)や「InterScan WebManager(TM) ホームエディション」(発売元:トレンドマイクロ株式会社)など、次世代型の家庭向け製品・サービスを提供しているパートナー企業各社とともに、より積極的に取り組んでいきます。



■調査の背景

 学校におけるインターネット接続率がほぼ100%に近い状況となり、家庭においても常時接続で定額のブロードバンドが普及、子どもも日常的にインターネットを使いこなすようになりました。しかし一方では、インターネットの利用を通して子どもが痛ましい事件や事故に巻き込まれるケースも目立ちます。
  今回の調査は、保護者を対象に、子どものインターネット利用に対する理想や家庭内での取り組みを把握するとともに、子どもの安全なインターネット利用を支援するツールとしてのURLフィルタリング技術や製品についての、利用実態や理解度を明らかにすることを目的としています。


■調査方法について

 本調査は、ネットスターが株式会社マクロミルに委託して、2004年8月9日および10日に実施したものです。調査方法はウェブアンケート方式です。
  20代から40代までの、家庭でインターネットを利用している小学生・中学生の子どもを持つ保護者を対象としています。構成比は、男性・20-49歳・小学生と同居25%、男性・20-49歳・中学生と同居24.9%、女性20-49歳・小学生と同居25.2%、女性・20-49歳・中学生と同居24.9%、有効回答数は519件でした


■主な調査項目についての結果とコメント

▼URLフィルタリングを導入している家庭はわずか10%
 子ども達のためにインターネット接続が進む学校においては、既にほぼ90%が導入※しているURLフィルタリングですが、家庭における導入はまだ進んでいません。導入していない理由としては「URLフィルタリングについてよく分からないから」(33.7%)、「URLフィルタリングについて初めてきいた」(22.2%)が上位にあがり、認知度が低いことがわかります。また、「親にとっても不自由になりそうだから」(26.7%)、「設定が難しそうだから」(16.7%)といった理解度不足や誤解から来るような回答が目立ちます。
※出所:文部科学省「学校における情報教育の実態等に関する調査結果」平成16年度
図1図2・・・別ウィンドウが開きます

▼URLフィルタリングについては約60%が必要だと思うと回答
 URLフィルタリング自体については「必要だと思う」(36.4%)、「必要だと思うが不信感がある」(22.2%)との回答が挙がります。ただし「わからない、想像がつかない」(31.6%)との回答も多く、URLフィルタリング製品・サービスを提供する側は、効果や使い方について、より分かりやすい説明をしていく必要があると言えます。
図3・・・別ウィンドウが開きます

▼不信感については誤解が大半
 URLフィルタリングに対する不信感の理由としては、「親にとっても不自由になりそうだから」(59.4%)、「違うブラウザを使うと回避できてしまうから」(32.2%)、「ユーザによる切り替えができないから」(17.5%)との回答が並びます。 実際には、ユーザの切り替えがパスワード一つで可能で、特定ブラウザにも依存しない、次世代型の家庭向け製品・サービスが提供されており、従来からの製品についての誤解がURLフィルタリング普及の妨げになっている可能性が高いようです。
 その他に「フィルタリング結果に誤りがあるから」(29.4%)という回答も挙がっており、フィルタリング結果の鍵を握る、URLリスト品質の重要さが浮き彫りになると同時に、提供側にはフィルタリング精度のより一層の向上努力が求められています。
図4・・・別ウィンドウが開きます

▼学びのツールとしてインターネットに期待
 子どもにインターネットを利用させている理由として「新しいことを学んで欲しい」(94%)、「世界中の情報、さまざまな情報に触れて欲しい」(82.9%)など、インターネットを学びのツールとして利用させたい保護者がほとんどです。また、「子どもが使いたがるので、自然に使わせている」という回答も79.4%となり、子どもの生活にインターネットが深く浸透していることを裏付けています。
図5・・・別ウィンドウが開きます

▼子どもには「子ども向け」コンテンツを利用させたい
 積極的に利用を薦めたいトップには「子供向けの検索エンジン」(65.3%)が挙がりました。「あまり利用させたくない」、「利用を禁止したい」サイト種別としては、最近発生した事件や事故についての報道を反映してか、「掲示板・ブログサイト」「チャットルーム」などのコミュニケーションツールや、「オンラインゲーム」などが挙がりました。
図6・・・別ウィンドウが開きます

▼子どもが実際に利用しているのは検索サイトやアニメやゲームのキャラクタに関するサイト
 親から見た子どもの利用状況では、「(一般の)検索エンジン」(32.8%)や「アニメやゲームのキャラクターに関するサイト」(27.2%)、「オンラインゲームサイト」(16.2%)が上位に挙がります。例えば「オンラインゲームサイト」は63%もの保護者が「あまり利用させたくない、利用を禁止したい」と回答しており、親の期待と子どもの実際の利用にはギャップがあるようです。
図7・・・別ウィンドウが開きます

▼何かしらのインターネット利用ルールを定めている家庭が大半
 「親がそばにいる時だけ利用できる」(32.4%)、「一日の合計利用時間を決めている」(25.4%)など、URLフィルタリングなどのツールの支援を受けずとも、何かしらの約束がある家庭が大半。多くの親が自らの役割として自覚している「子どもにマナーやルールなどを教育すること」(85.2%)を実践していることになります。
  ただし複数のパソコンを利用している家庭が、既に6割近くに達している※ことから、今後は親による子どものインターネット利用のコントロールに、URLフィルタリング等のツールによる支援を上手に取り入れていくことが必要になると考えられます。
※出所:インプレス「インターネット白書2004」
図8図9・・・別ウィンドウが開きます



■ネットスターについて

 ネットスターは、URLリストの収集と分類を行い、最新のURLデータベースを作成・配信する、国内では数少ない専門企業です。

  全世界のウェブサイトを対象に自動収集/分類した候補リストに対して、国内最大規模の30名体制でカテゴリの目視確認を行った上で、カテゴリ分類済みURLマスターデータベースに登録します。 2001年4月の会社設立以降、ネットスターが収集・分類するURLリストは毎日更新されており、2004年8月現在の規制対象URLリストは、約2440万件に達しています。このうち日本語ウェブサイトの構成割合が約70%と、国内での利用に最適化されています。また、最近ではパソコン以外でのインターネット利用が増えている現状を鑑み、携帯電話用のウェブサイトのリスト化にも本格的に取り組んでいます。

  ネットスターがURLデータベースを提供している主なURLフィルタリング製品としては、アルプス システム インテグレーション株式会社の「InterSafe」ファミリと、トレンドマイクロ株式会社の「InterScan WebManager」ファミリがあり、それぞれ企業・自治体や学校、家庭向けまで幅広く販売・サービス提供されています。 その他、株式会社ハンモックのアクセス分析製品「SurfWatcher」向けオプションソフト提供や、ニフティ株式会社の検索付加価値サービス「瞬!ワード」支援システムでの採用など、URLフィルタリング製品以外での応用展開も進めています。


ネットスターウェブサイト http://www.netstar-inc.com/


■商標等

※NetSTAR、ネットスターはネットスター株式会社の登録商標です。※InterSafeはアルプス システム インテグレーション株式会社の登録商標です。※InterScanWebManagerはトレンドマイクロ株式会社の登録商標です。※その他記載の商品名、社名は一般に各社の商標または登録商標です。