ログサイズを4GB以内に抑制する運用例


【製品名】LogLyzer
【OS名】Windows
【カテゴリ】SQL Server
【バージョン】Ver.5.0/Ver.6.0 ( LLFAQ60 LLFAQ50 )

質問

フィルタリングサーバ側でログを毎日ローテートしているが、だいたい1日100MB程度になっている。
SQL Server 2005 Express Editionを使用しているので、4GBを超えないように運用したい。運用例を教えてほしい。

回答

あくまで運用例ですが、下記のように設定することでフィルタリングサーバ側では、7日分のログだけを保持するようになります。一日100MB程度とすると、約700MB程度のログだけがフィルタリングサーバ側で保持されます。

LogLyzer側では毎日ログを取得し、合計数をデータベースに格納します。
この時すでに取得済みのデータ(前日までのデータ)は取得しないので、一日分(100MB程度)だけを取得することになります。

(LogLyzer側の設定)
・自動ログ取り込み開始時間を「毎日」に設定
・前回取込データを、「集計データのみ保持する」に設定
・ログ取込完了時の処理で「取り込んだファイルを保持する」をチェックしない

(フィルタリングサーバ側のログ設定)
・ログローテート種別を「毎日」に設定
・自動削除を「有効」にして保持ファイル数を「7ファイル」に設定
・バッチファイル等でログの保存フォルダを毎日別のフォルダにコピーする
 (デフォルトではインストールフォルダ下位のlogsに保存します。)

【補足説明】
集計データのみを保持するように設定した場合、アクセスや書き込み(POST)の詳細情報は毎日削除されるため、詳細情報レポート(1000番台)およびPOSTログレポート(5000番台)では当日のデータだけが表示されます。

LogLyzerでは、1000/5000番台の詳細情報レポートを作成するために必要な「詳細データ」と、アクセス結果やアクセス回数などを集計するための「集計データ」があります。

「詳細データ」は毎日取り込み時にクリアするため、1000/5000番台のレポートは当日のデータだけが表示されます。

「集計データ」は、データベースを「初期化」を実行しなければ、ずっと保持された状態になります。ただし、「集計データ」は、合計数をカウントするという特性上、ログの合計サイズが4GBを超えていても、極端に増えることはありません。

2000/3000番台のレポートでは、この「集計データ」を使用します。


作成日:2010/07/28   (FAQ文書番号 95915A)